私はかつてファザコンだった。
2022年6月20日 / つぶやく
父が大好き。
母より父の方が、私を理解してくれている、そう思って育った思春期あたり。
私のお父さんは、いけてる。ずっとそう思っていた。
いまの父がどんなにくたびれていてもそれは別にいいんだ。これを自分が社会を知っていった上での、単純な成長の証だとも取れなくもない。
前立腺・食道と癌を患いすっかり小さくなってしまった父。
酒も煙草もいくらでもやったから、その代価としての病に慄くとは、普段の口ぶりからも、娘はまったく想定思していなかったんだ。
まあ、バターアイス食べ過ぎて、体脂肪増えて消えて無くなりたいとか思った私がひとのこととやかく。どこかで当然の報いなのよとは思っているわけで。
正直言えば、
「これ以上、がっかりさせないで!」
って思ってもいる。
だからって、好きなものは好きに決まってる。「お父さんのものと一緒に洗濯しないで」とかいう父親排除傾向も一度もなかった。
面倒な男だ、とはここ数年、顔を合わせるたびに思うし、母がけろっとそんな父を受け流している姿に感服してもいる。
今年は父に、H&Mのシャツと越乃寒梅を贈った。
以前贈ったBEAMSのシャツ、こっちが恥ずかしくなるくらい喜んでくれたものの、胸ポケットがないことがとにかく不満だったらしいから、今年はひたすら胸ポケットにフィーチャーしてみたよ。
病の果てに、M→S→XS と小さくなっていくのが切ないけれど、まだまだくたばりそうにはないから、新しい服を買ったっていいんだよ。いまより小さくなると選ぶの大変だから、やめてよね。
父の日に寄せて、有り難く感じつつ、本人が確実に見ていない場所で、大好きなんだって、伝えてみることにするよ。
リンク

