支笏湖一日目

小樽から支笏湖へは電車とバスを使うんだけど、数拾年前の父の記憶で、支笏湖行きのバス路線が減ってしまってて、最初駅を間違えてしまった。一度乗り換えた駅まで再び戻る。
乗りたかったバスが出た後で、2時間昼ごはんを食べたりして小さな小さな駅ビルで時間をつぶした。確か40分くらいバスに乗って、ようやく支笏湖に到着。
父がまだ高校生の時、母と出会ったユースホステルが支笏湖にあって。
そうして今もまだ、変わらぬ佇まいで存在していた。
目的は、秘湯を守る会の丸駒温泉。昔は宿がひとつしかなくて、二人にとっては憧れの宿らしい。
迎えに来てくれた車にのってぐるっと湖をなぞるように対岸の丸駒温泉旅館へ。
着いてみてあれ?と思ったのは、でっかいんですよ。秘湯の宿なわけだから、こじんまりとしてるイメージがあって。そして古い旅館だから…と、勝手に作り上げていた私の想像の宿とは結構違っていました。
スウェーデン王室の方まで滞在したことがあるらしい由緒ある旅館です。セミナーハウスとかそんな感じの建物だったけど。とにかく此処に2泊。
写真は湖側!と予約した私達の部屋からの風景。当然目下目前に広がるのは支笏湖。
晴天とはいかないけれど、擽る風が水面を綺麗に波立たせ、横長に広がる大きな雲。北海道にきてからずーっとこの雲の表情に夢中なんです。
バスを待つのに結構色々食べたから、夕食は19時半で遅めでお願いして、まず温泉へ。
支笏湖の水と源泉が混ざった立ち湯があるのだけど、満潮干潮時で深さが変わるからと念を押されました。
露天風呂と野天という感じの立ち湯、室内湯とすべて湖が見渡せて、非常に気分が良い。温度も、ぬるくはないけど長湯が厳しくなるほど熱くもなくとっても丁度良く。
結局この日、食前食後で2回浸かりに。

さて。やっぱり旅の楽しみは食事です。誰がなんと言おうとこれが醍醐味。
日本旅館に泊まったらば、絶対部屋出し!! ってことで、長谷川平蔵みたいなこれが出てきただけで結構私はイヒヒとなりました。
まだまだ洋皿とかヒメマスの塩焼きとか、ご飯とお味噌汁とか、別オーダーのヒメマスの刺身とか、最後のデザートまで、相当無理して胃に詰めていく。父の嫌いなものを私が食べ、母にイクラを食べてもらい、結局洋皿は二人前たいらげ…、2時間ほど掛け…。
そうして、朝ごはんは食堂だから、その間にお布団を畳みにきますと仲居さんに言われ、明日はずーっとだらだらして贅沢に一日を過ごすのだと、布団は畳に来なくて良い、くれぐれもそのままで!と念押しを忘れずに、寝る前の温泉まで、敷いてもらった布団に川の字に、読書タイムの親子。

