神在月の出雲大社へお参りする。

出雲の神在月
説明するのも口はばたいですが、10月を一般的に神無月と言います。
それは、八百万の神がこの出雲へ出払ってしまうから。神様がいなくなるから神無月。
それならば、神様がいないどころか八百万集結する出雲は?ということで、神が在ると書いて、『かみありづき』というのが出雲だけが使う呼称。
ですが、この神在月というのは、あくまで旧暦のことで、いまの暦では、10月下旬から12月上旬あたり、ということだそう。
実際に、出雲大社で集まった神様に対する神事が行われるのは、旧暦の10月11日からの7日間ということですが、2021年は11月25日からなんだそうです。
2021年は出雲大社へ行く!そう決意したのは去年の夏前。
神在月に行きたいと思ったけど、その時は、神在月が旧暦だとか何もわからず、とにかく10月に!と思っており、今年の春を過ぎた頃には、果たしてコロナは落ち着くのか、とか東京から行っていいのか?両親と行くことも、昨年末に決めていて、両親はいつならいいんだ!などなど、とにかくジリジリしておりました。
そんな中父の手術が急に決まったり、一体どうなるの?10月にはとても無理!と諦めた9月、神在月は11月も続くのだと知り、とにかくまず宿を押さえて、休暇申請もして、なんなら一人で行くこともあり得ると腹を括っていたものの、無事11月24日に出発できました。
出雲大社

鳥居をくぐり、たくさんの神話のエビソードを語るオブジェを眺めながら松林を抜け、銅鳥居を潜ると拝殿が現れます。
明け方に訪れ、徐々に明るくなってきた拝殿がこちらです。
早朝は、人が全然おりません。

こういう静けさや、なときに詣でることができるのは、出雲大社近辺に宿泊したからに他なりません。
私としては、ぜひこの公式サイトをご覧いただきたいと思うので、勝手ながらリンクしちゃいましたけども、出雲大社参拝の際には、ご注意いただきたい点がございます。
参拝方法
通常、お参りの際は、お賽銭を投げてから、「2礼2拍手1礼」が一般的ですよね。ですが、参拝していたら、同じタイミングで参拝した方の拍手が拍打ってもなお続いたんです。え?って思ったら4回打つんです。特に張り切って拍手されていたご夫婦、奥様が外国の方だったので、知らないのかな、とか思ったこちらがどれだけ愚か者だったか。
何処かのタイミングかでですね、「2礼4拍手1礼です」という掲示が目に入ってきました。
出雲大社では、拍手は4回なのです。
最初のお参りの時、すべて2拍手だった私は、翌朝、「2つ足りませんでした、失礼いたしました」と再度参ったのでございました。
公式サイトを読むと、出雲大社以外でも、4拍手の方が良いような気がして参ります。もし、4度打っている方を目にしたら、出雲の方なのだな、と思って間違い無いのではないかと思います。
そのあとは、反時計回りに拝殿を囲むお社をまわります。
私は東十九社と西十九社は特に念入りにお祈りしました。私の地元の氏神様とかもいらっしゃいますか?とか念じながらお礼参りをいたしました。
兎がたくさんいるんです
因幡のしろうさぎの神話、しろうさぎが、白兎ではなく、素兎(素っ裸の兎の意)だったことをご存知ですか。私は白いウサギの話とばかり思って大人になりました。

参道を歩いていると左手にこのようなウサギの集会が見えてきますし、橋を渡ったところには、こんな前髪やら眉毛に特徴のあるウサギたちも。

日本酒発祥の地とは知らなんだ。きっと諸説あるのでしょうけれども、お酒というのも人が生み出した自慢の物で、ならば神様に御供えせねば、といったところからなんだろうなと。
みなさま、前髪だと思いますかこのパッツンは。それとも三角巾的なものなのでしょうか…。

他のウサギに比べて、ちょっと装飾が目立つこのウサギ。こんな鈴をつけていたら、もうドラえもんしか浮かばなかったですけどね。
なんと、これらウサギたち、46羽いるんですって。事前に知っていたら、私多分46羽確認するまで粘っていたと思うから、知らなくてよかったのかもしれないけど、どこまで追えたんだろうかと、今更気になります。
そんな程度の兎ウォッチャーの私だけど、最も気に入った兎はこの仔達。

この2羽が手を合わせる先には、本殿があるのです。
それもね、裏から拝んでいるのです。奥ゆかしくかわいらしい上に、なんだかとても満たされた表情に見えませんか。
この仔たちの先にある風景がこちら。

黎明とした朝の光を浴び、一層神々しく感じる後ろ姿でございます。
いま、この境内には、全国から渡って来られた八百万の神様が…!

