フィリップス・コレクション@三菱一号館美術館

2019年1月15日 / みる-鑑賞-

三菱一号館美術館のフィリップス・コレクションを鑑てきました。
昨年のことになります。

素晴らしい展示でした。
ダンカン・フィリップスが、生涯を費やして集めたコレクションですが、かなりの点数が今回展示されており、よくこれだけ持ってきてくれたなぁと感心してしまいます。
ワシントンの美術館は、休館中とか改装中なのか、別の企画展を大々的にやっているのか…とにかく背景をあれこれ考えこんでしまうほど、見事な作品群。

この絵画を手に入れるためにあの絵画を手放した、などの解説もあり、フィリップス氏とは時に全く好みが合わないなと思いながら絵を眺めるのは楽しいものです。

実物を観たことのなかったクレーの絵画をまた2点観ることができて大変満足です。

それにしても、かつて美術館で観た絵に感動し、いつか自分のものにすると思うその感覚は、どんなものなのか。
バブル期の絵に数十億円という記憶を経て、数ミリも共感できないに違いないその感覚を、何かよい喩で私に感じさせてくれないか…と買えり道すがら考え続けてしまったけれど、無理よね。

私が人類の財産だと信じて疑わなかった絵画たちを、
独り占めできるかもしれなかったフィリップス氏は、館を宝物で飾り美術館に。
そして生涯コレクションを発展完成させるべく心血を注ぎ続けたらしいのです。
そういう人生もあるんだね…。

絵画の傍らには、実際、お屋敷でどのように絵が展示されていたのかがわかるようなパネルもありました。画像はその模型。
立体的にみることができて、面白いものでした。いろんな角度から確認してしまった。

一号館美術館は展示以外にこういう遊びをしてくれます。










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