年末恒例のご機嫌ランチ。
今更なれど、記録なので残しておきたい出来事を綴っております。
昨年末の同居人ちゃんとの恒例の忘年会といいますか、LA BETTOLA da OCHIAIでの年末ランチ。
完全に年末行事になって早10年とか経つんじゃなかろうかと思われる、元祖・予約の取れないレストラン。
年末進行的な忙しさをひとつひとつ片付けながら、この日をひたすら待ったのを覚えております。
11時半のオープン少し前に店頭に到着。何組かが開店を待っていました。ほどなくして、バインダーを持った店員さんが出てきて、名前を言うと、リストを確認してテーブルに案内してくれます。
ショートヘアのお馴染みの店員さんが私を見るなり、「髪切りました?」って言ってきたことにものすごく驚く。最近では年に1,2回の来店ですし、しっかり認識されていると思っていなかったので、思わず「えっ?!」っと反応してしまいました。
私が予約の電話を掛けたときに、おそらくこの女性が対応してくれたのだとは思ったけれど、名前と顔が一致しているのねと、ちょっと嬉しくなりました。
いつも通り、セコンドまであるコースを選択。
前菜はもう迷わない。結局盛り合わせが一番満足度が高いって、骨の髄まで理解している。
悩むのはいつもパスタ。
なんだかんだで、ラインナップはそんなに変わらないし、好きなものというより食べられないものを除いてからオーダーすると、後から振り返って、同じものを何度も食べていることが多かった。重々承知ならいいのだけど、後からブログを確認して、がっかりすることもあったので、今回は結構考えました。
そして、メイン。こちらも比較的悩まない。胃袋的にというか、疲れずに食べ切れるもの…と考えていつも選ぶのだが、メインについてはパスタのような情熱はないので、すんなりと決まる。
無事オーダーを終えて、お待ちかねのフォカッチャを楽しむ。

このフォカッチャ。何度でも言う。これまで食べたフォカッチャの中で一番美味しく感じる。私的にはナンバーワンである。
パスタソースをつけていただきたい気持ちがあるのでいつもちょっと耐えたりするものの、そういえば、お代わりをしにくくなったのはいつ頃からかしら。物価高の影響から?それよりも前からだったような…きっとお願いすれば断られたりはしないんだろうとは思うものの、カゴが空になると、無言で下げられてしまうということは、言わずもがななんだろう。
辛口ジンジャエールをいただきながら、待つことしばし。
おそらくほとんどのテーブルがオーダーするからか、10人分とかを一斉に用意するに違いない前菜の盛り合わせ。どんなに早めにオーダーしても、気を付けないとドリンクを飲み干しそうになるくらい待つことがある。

ようやくサーブされた前菜の盛り合わせ。
カプレーゼに少々興奮する。今回は、ブロッコリー嫌いです、とか言わなかった。運試しの気持ちもちょっとあったけど、やっぱりブロッコリーはありました。冬だし仕方ないか。なので一番最初に一口でいただきます。
いろんなものを少しずつ食べたい。その感覚が強まってきて、自分が年を取ったと感じます。
あんまりわんぱくな食べ方をしなくなったよなーって。先日夕方の情報番組で『大人のお子様ランチ』なるものを特集していたけど、小皿がたくさんのったワンプレートに、いろんな料理が少量ずつのっているというものでした。
楽しいし、いろいろな食材をいただける。そのお店に5回通わないと食べられないような内容が詰まっていた。前菜の盛り合わせは、あくまでお惣菜たちだけれど、まさにそんな感じ。
単品の前菜として選べるカプレーゼとかカルパッチョ、ベットラのコースの前菜はなかなかのサイズなので、同じものを食べ続けるという分には、やっぱり多いなって思うしちょっと飽きてくることもあって。
でも大好きだから盛り合わせにすべきかを毎回悩んだりして、やっと決めたのに、他の人に運ばれた盛り合わせを見て、やはりそれにすべきだった…と後悔したことも一度や二度じゃないから、もう、前菜は、盛り合わせ一択で行くと、以前、法律のごとく制定したと言っても構わない。
今回のように、カプレーゼとか、カルパッチョが一切れだけ盛り合わせに入っていたりるすことがあると、一層お得感を感じる。
苦手な食材はないかと聞かれたときに言えばちゃんと他の前菜に変えてくれるので、毎回思う。いったい何種類作ってあるんだろうって。そして、そんな冷蔵庫、いいな…って。朝食でそういう作り置きお惣菜から5種類くらいをお皿に並べて毎朝食べたい。そんなことも、毎度毎度思い浮かべながら、ほんの少し足をバタつかせて味わいを楽しむ。
そしてパスタ。悩んだ。食べたことあってもいいかー…ってだんだん思い始めたあたりで決めたこちら。

秀味豚とカラブリア産唐辛子のラグーソーススパゲッティ
これは大盛。今日はパスタを大盛にするんだ!そう意気込んでやってきたのだが、ちょっと後悔した。自分の記憶の大盛より大きい気がした。
それもこれも寄る年波っていうやつなのだろうか?
カラブリア産唐辛子、これが決め手だった。当然美味しい。シンプルな味わい。で、多い。具材もとても多い。豚肉が多いと、この後のメインに響くじゃないか、なんてこともちょっと考えたりした。少しだけ残しておいたフォカッチャに、ラグーソースをのせていただいた。
そうすると、私は毎回思い出す。このフォカッチャはフォカッチャだけで食べる方が好きだったな!って。
メインは鴨のタリアータ。
ベットラは食堂と名乗るからなのか、オステリアやトラットリアと比べるとやっぱり量が多いと思う。
初めてセコンドまであるコースをいただいたとき、ちょっと大変な思いをした。友人たちときたときなんかは、全員困った。好きなものを交換したりして、必死で食べ終えた記憶がある。
肉料理はもともと大好物ってわけじゃなく、胃が疲れる自覚もあって、だから比較的魚料理を選んでいるものの、種類が圧倒的に少ない。もう的鯛は全部のソースを試したと思う。そんなわけで、最近はタリアータ(薄切り肉)にすることが多いんだけど、薄切りっていうのが、イタリア人の薄切りだってことを忘れちゃいけない。
きっちり顎を使う程度の厚みのお肉がまあまあの量で。ぱっと見そんな多くないよねって、思わせるのがまた憎い。本当に付け合わせの野菜が輝いてくる瞬間がやってくる。
それにしたって、前回と同じ鴨肉を選んだことには今更ながら後悔がある。
とはいえ、すべてをたっぷり堪能した。
かつては大好きなプリンを必ず最後にいただいていたが、もう、一番おいしいプリンは、ベットラのプリンではなくなったので、コース料理を平らげたら、13時半からの予約客の準備をしないといけないお店の為にも、ササッと退散するのみ。
今回も、満喫した。
そして、もらって帰ったメニューを眺めながら、オーダーの最適解はどれだったのかを、復習してみたりするのも、また楽しい時間。
次回への教訓としては、1000%大好きだと言い切れるメニューでない限り、パスタは大盛にしてはいけない。

