今日も出社日。
最近暗くて後ろ向きぎみなわたくしですが、昨日はちょっと面白いことがありました。
母からもらったGEOX

呼吸をする靴、として話題になったそうなGEOX。
「凄く流行っていた時期があって、買ったのよ」とは母の弁で、買ったもののサイズが合わず一度も履いていなかったが、履かないか、高かったから(調べると15,000円くらい?本革ならもうちょっと上か)誰かにあげるより娘にということで、いただいた。
私は大足。身長は、若かりし頃であれば母の方が私より5cmは高かったけど、足は私の方が1.5cmは大きい。
そんな母が自分に買った靴が、サイズが大きかった、とはいえ私に入ると思わなかったけど、実家に帰ったときに、履いたらぴったりだった。
いったいどんな経緯で自分のサイズより大きな、それなりにお高めの靴を買ったのかが今となってはとにかく気になる。
そして、いつ買ったのか、母も正確な時期は思い出せないらしい。
加水分解とは。
さて、一度も履かないで箱に入れておいた靴がダメになる、というのをご存知だろうか。
『加水分解』というそうだが、人が履いて上から体重などで圧力をかけることによって、素材が吸収してしまう水分がちゃんと出ていくということらしい。
地面に直接触れる靴底の素材にはウレタンが使われていることが多く、スニーカーだけでなく革靴などでも、そういう靴は多々あるようです。
ウレタンといえば、私は低反発の枕とかに使われてるね、程度の知識しかなく、固い靴底と比べると違和感があります。まあ、加工の仕方はいくらでもあるのでしょうね…。
このウレタンが、空気中の水分を吸収して分解していってしまうようです。
今回このGEOXを実家で試しに履いてみたとき、フローリングに、カスみたいなのが出た。
裏を見たら、ソールにヒビが入っていたのにも気付いたのだけど、なんとなく、少しポロポロなるのかもしれないけど、まあ、少しだろう‥なんて思った私。
阿保でした。
出社時に、家から駅に向かう間にものすごい違和感があり、うわーこれは思ったより酷そうだぞ…と思ったら、進路の先に塊が転がった。母指内転筋横頭部分のソールだと思われた。
もうね、笑っちゃいました。その塊を拾って、家に引き返しました。
べこっと、塊が失われたのは、自分の足裏にも伝わってくる。
これは面白い。早く靴底を確かめたい。でも今は通勤する人たちが結構行き交っていて、それをするのはちょっと恥ずかしい…!
そう思って、足早に帰宅しました。
さんざ待たされてやっとデビューしたのに
家に戻った直後の写真がこちら。

砂利道などもあったし、雨の翌日ではあるからあれですけど、あ、雨の翌日っていうのも、加水分解が促進した理由かもしれないけど、緩やかで、会社にい着いてからダメになる、とかだと困るしね…。これで良かったのよ。
それにしたって、すごい・・・。
加水分解を調べたとき、参考画像として出てきた数々と比べても、圧倒的な画像となってしまった…
足の裏に感じていたレベルの話じゃなかった。かかと部分はどこで落としたんだろう…。帰って来る道すがらもそれなりに気にしていたけど、塊でなくもう、木っ端微塵だったのだろうか…、と、本当にじっくり眺めてしまった。
これを見て、面白すぎて出社後同僚に写真見せたりして。
初めて外を歩いた靴。
ずーっと箱の中で、呼吸だけし続けて出番を待っていた靴。
やっとやっと外と触れ合ったのに。私の体重を半分ずつ受け止めて、さあ行かん!と、やっと外を歩いたのに。
かわいそうな靴。
ほんと、絶対やめて、自分が履けないサイズの靴をなぜ買ったの?
履けないって、家に帰って分かったら、その瞬間に私に聞いてよ、といま改めて思っちゃうよ。
ここまで行ってるとさすがに無理かなー、と思いつつも、貼り替えが出来るかもしれないから、今はどうしようかなと考えております。
使える色だなーと思ったり、年相応の靴だなぁとは思ったのだけど、ソール直すのに、1万とかかかるなら新しい靴買った方が絶対いいよね。
あなたの靴は大丈夫?
皆様、家で履いてない靴、要注意ですよ。
実は、私同じことをスニーカーではやったことがありまして、結構恥ずかしい思いをその時はしたのですよ。
MBTのスニーカーで、マサイ族の歩行を科学したものだったのだけど、それなりに特殊な分、毎日履くようなシューズでもなく。
そうこうしているうちに履かなくなり、久々に履いたら、かかとのNIKEのAIRみたいな部分から、まるでビーズクッションの細かなビーズのようなものがポロポロと、私が歩くたびに溢れていって、その部分がぽっかり空洞になってしまったのです。
その後に加水分解のことを知ったのでした。
箱に入れっぱなし保管は本当によくないようです。空気中の水分が分解を進めてしまうってことだから、紙の箱はだめなんでしょうね。なんならフードシーラーで真空保存するとかした方が良いのかもしれない。
そして、未使用です、とかいうフリマサイトなどで出ている靴についても、要注意です。
加水分解、で検索したら、劣化しちゃった哀れな靴がたくさん出てくるので、見てみるのもいいかもしれない。
室内ででもいいから、ちゃんと履いて歩きまわってあげましょうね…。
大事に大事に保管、とかしてると、本当に悲しいことになっちゃいますから!
代わりに私がその日履いていった靴は、19歳の時に、スイスのどこかの街(チューリッヒかベルンなんだけどどっちか忘れちゃった)のBALLYで一目惚れした、復刻版らしかったローファー。
ソールはもう3回以上換えて、大事に大事に履いているもの。
靴はその靴にあった場所に、持ち主を連れていってくれるんですよね、確か。

