記憶を結ぶひとたち。
6月になりました。
懲りずに、もう6月?!と驚いてみます。どれだけ充実して満足な日々を送っても、きっと6月の終わりには、半年が終わってしまった!と、驚きと戸惑いと焦りをごちゃ混ぜにした感情を持て余すことでしょう。
けれども、この5月の終盤には、月末月初を迎えるたびに相変わらず繰り返す気持ちとは、少し違った感覚でおりました。
5月を振り返ると、いろいろなことがありました。
イベントに行ったりもしたし、だけど実はGWの9割は新型コロナ感染で潰れたとか、
ついつい2日前のことですが、引っ越しをしてから3か月半を過ぎて、やっと!お湯が出るようになったとか。あとは自室のエアコンだけなのですが、そのエアコンも、取り付けがリスケになったりと。
引っ越し後の家のことで言えば、本当に一時が万事1回では完了しないという事態に見舞われており、特に温水器に関しては度々言いようのない徒労感に見舞われる羽目に。まだまだ落ち着いたとは言い切れないもののの、人心地ついたかなというところ。
そんなあれこれを踏まえても、私の5月は、旧友との親交を温めた月と言い切りたい。
高校時代からの朋とは4月から会う約束をしていたのだけど、他にもふたり、本当に突如として会うことが決まった。引っ越してから会うのは初めてで、少なくともみんな3か月以上、半年以上会っていなかったり。
40代になってとくに、同級生たちと会うと親の健康状態の話が圧倒的に増えて、なんというか、制服できゃっきゃしてた頃とのとてつもない変化に思い至る前に年取ったねぇなんて空気感に包まれたりするのが常だけど、今回は、ちょっと違ったというか。
会っていなかった期間に身内の不幸もあったりするので尊属の話はするものの、メインとなったのは思い出話でした。
お互いの記憶のすり合わせというか、他の同級生たちとこんなことがあったねとか、忘れかけている名前をふたりで話しながら思い出して手を叩く、そんな時間を重ねて、帰宅後に仕舞い込んだ卒業アルアバムを引っ張り出して、記憶の片隅にいた思い出せなかった同級生の顔を確認したりして。
過去の話は、楽しいことばかりじゃないし、私は人付き合いが豊かな方でもなく友人は非常に少ない性質なので、そんな時間を月に何度も過ごすのは、とても珍しいこと。
とても楽しかった。
そして、懐かしの海外ドラマ、アガサクリスティーの『ミスマープルの事件簿』を、何の気なしに見ていたら、こんなセリフがあった。
「彼女は記憶を結びつける数少ない友人だったの」
タイミングが合い過ぎて、私も呟いていた。
記憶を結ぶ。
記憶をすり合わせるひとがいる。
生きてきた証だよな
とても幸せなことだよな、って。
5月はそんなことを感じさせるひと月だった。
今月は、どんな月になるのかな。

