本多清六著『私の財産告白』を読んでみた
大富豪からの教え本の日本版ともいえる本書を、ようやく読んでみました。
存在を知って、まず図書館で検索して予約したら、驚きの30人待ち超でしたよ。
本多静六氏は、慶応2年(1866年)生まれの方です。本著が書かれたのは1950年とのことで、70年以上前に書かれたものが、いまでもこんな風に読まれているとは‥‥とよほどじゃないかとAmazonで検索したら、文庫もあるし、財産告白以外にも、人生計画とか生活流儀とかも出ていることが分かりました。
予約をした頃は、ちょうど英語に燃えていたり、他にも読まなきゃな本があったりでのんびり待つことにしたのでした。

こうしてようやく手にしたこの一冊。
数多の人の手を渡ってきた感の溢れた一冊。次なる人が待っているので、急いで読みました。
実に、学びの多い一冊でした。
本田氏はドイツ留学から帰り大学に職を得るものの、俸禄として家という単位にお上がお金をくれていた時代に育った親世代を抱えて、自分の稼ぎというもので家を守らなくてはならなくなった人物。
きっとその時代には同じような親世代との世情感ギャップで苦しむ若者が多かったであろうと想像できます。
勤倹貯蓄
本多式「4分の1貯金」
原則はこのふたつ。
ようは、給料の4分の3で生活できるよう倹約しなさいということですが、他にも心得やその貯金をどう活かすかというようなことが綴られております。
勤倹貯蓄に励み貧乏をやっつける、と仰るその気概。
貧乏は、やっつける、征服する、ことができるのか…と思ったのは言うまでもない。
結果として彼は億万長者になるわけですが、このやっつけるとかは、勤倹貯蓄で、であってお金持ちになったことで、ということではないのです。
バビロンの大富豪の教えは、10分の1を貯蓄せよなので、さらに、ということになりますね。
もちろん本多氏もその貯蓄分は投資に充てますが、自分の学問の分野であったりと真っ当です。時代が時代、大きく化けることもあり、時流が味方した部分もありましょうが、それもこれも勤倹に正直に生きてこられたからこそ引き寄せたものなのでしょう。
85歳で逝去されるまで、精力的に学びを続け書籍を執筆し続けた、生涯現役といった御仁でした。
ところで、本多氏の給与4分の3のやりくりは、すべて奥様がされていたことのようですので、すごいのは、奥様の方かもしれませんね。家計簿見事さが話題に上ることもありますが、具体的なことはないので、奥様の書いたものを読んでみたかったなぁとは思いました。
しかしながら、また行き詰まったら、文庫か電子書籍で手元に置いておこうかな…と、思っております。
50歳まであと…とかちょっと真剣に考えたのも、本著を読んだことが影響しています。
見習いたい人は本当に多く在れど、できそうなところから…がなかなか踏み出せずですが、4分の1貯金は、できてる。いいぞ、大丈夫だ。

