寝台特急サンライズ出雲に乗車してきた話。②
もっと詳しく寝台のこと
この続きです。
私が事細かく説明しなくても、鉄の皆様をはじめとしたこの人気電車のファンの方々が、素晴らしい説明を尽くしてくださっているのは間違いないので、私はさらっと自分の感じたことだけ…。
女性でも快適で安心
なんとなく、一人旅などする場合に、特に女性は敬遠するのかな…と思いまして。とはいえです、サンライズの中でも今回私が利用したのは、いわばファーストクラス。
こちらは、母が行きに利用したB寝台のソロと呼ばれる個室です。

これは、2階のソロだそうで、この畳まれた毛布の横に、ベルベットっぽいモスグリーンの柵のようなものが見えるでしょうか、この横が階段になっています。2階なら階段に荷物が置けるらしいですが、1階だと荷物もベッドに置くしかないという話でした。
それに比べて、このシングルデラックス(A寝台)のベッドをご覧ください。

飾り棚みたいなものまであります。ベッドの幅は同じと思われますが、実にゆったりしています。

ちなみにアメニティも充実。
まずスリッパと、パジャマというか、浴衣というよりトレンチコートみたいな不思議なものです。
アメニティは、左端のベージュの巾着に入っており、乗車券の確認に来られた車掌さんから直接渡されます。男性でも女性でも使えるだけの様々なものが入っております。石鹸のケースにはJRのロゴ。なんかイイ。
そして、部屋はバッチリ施錠できます。
民泊とかに使われているような、番号を押すタイプの鍵です。室内にいる時は、中から施錠しますが、部屋を出る時は数字を4桁+#でロックされます。扉にはドアスコープもあり、ちょうど正面に隣の部屋というか、お向かいさんの扉があるので、出入りの際は鉢合わせたりするとね、ちょっと通路は狭いので、確認してから開けた方が良いかも。ま、ドアは内開きですが。
というわけで、全くもって心配なし。
シャワー室も、面白かった。
面白い、というと語弊があるのかな。でも、面白かったです。
シングルデラックスにはシャワーカードが付いているとは聞いていたものの、乗り込んだ時の勢いに押されて、シャワーカードに群がる乗客に恐れをなしたわたくしは、利用を諦めたのでした。
別に、今朝も宿で朝風呂したし、明日は家に帰ってのんびりできるし、揺れる電車の中で無理に体を清めなくともよかろう…と思っていたのです。
ところが、電車の中を散策していたところ、自分の部屋のある車両の端で、『A寝台専用シャワー室』に遭遇いたしました。ここでようやくA寝台のすごさを実感したのでした。まさか専用シャワー室があるとは…!
そして、出雲市からこの寝台に乗り込んだ人の姿をほぼ見ておりません。思わず私はとっとと浴びちまおう!と意気込み部屋に戻り、準備を済ませてシャワー室へ。

電車が揺れたのか、ピントがひどいですが、この中央、ドライヤーの下の機械に、シャワーカードを差し込みます。そうすると、シャワールームのカウントが表示されます。

この6分00秒というのが、シャワーからお湯が出る時間になります。緑のスタートボタンを押すとシャワーが使えるのですが、最初はありがちのしばらく水。でも私の感覚ではすぐお湯になりました。赤いストップボタンを押せばカウントが止まります。
私の髪型はショートです。ベリーショートといっても差し支えないかと思うくらいの長さなので、ロングの方よりは流す時間が短いですが、この備え付けのボディソープも使って体も洗いましたし、髪もトリートメントまで済ませ、体が温まったな、と感じる程度にはシャワーを満喫。カウントも2分以上を残して終わりました。
時折激しい揺れのタイミングもあり、ボディソープで足の裏まで洗った時には、ここですっ転んで頭を打つなどしたら本当にやばいぞ、とは思いましたが、とにかくそんな感じに、すっきりさっぱりいたしました。
さて、一つ前の写真に戻って、この水色のシャワールーム洗浄ボタンをご覧ください。
スッキリして、シャワールーム内で足元など拭き脱衣所に戻り扉をきちんとしめましたら、この水色のボタンを押します。
そうすると、すごい勢いで水が噴射されているような激しい音が聞こえてきました。中を見たい衝動に駆られますが、まぁ、開けられないだろうと思って試すこともしませんでした。そして最後には風圧で水気を飛ばしていると思われる音。
なるほどです。次の人は、得体の知れない人が使った後のシャワールームを使うわけですから、こういうケアがなされるというのは素晴らしい。
まとめ
まとめといえるのかわからないけど、
今回の出雲路、私の往路は新幹線と特急電車で7時間とか、すごい時間がかかったわけです。名古屋で色気出さなきゃ、乗り換えは岡山で1回で済みます。
しかし、サンライズ出雲であれば、往路の場合、東京駅を21:51に発ち、出雲市には翌朝9時過ぎの到着です。乗り換えは不要。眠っている間に電車は目的地まで運んでくれる。素晴らしい。

電気を全て消して寝転ぶと、このカーブした窓の向こうの夜空、星空もしっかり眺めることができるのです。
おかげで、私は興奮のあまりなかなか寝付けませんでしたけどね。それでも、こんな風に、晩酌も楽しみつつ、うっとりとした時を過ごしたのでした。
飛行機なら1時間半くらいなんですが、羽田から飛ぶより東京駅から発車のアナウンスなどを聞きながらゆく旅路の方が、まさに旅情というにふさわしいと感じます。SDGsの昨今にぴったりの電車の旅。
長くなりましたが、とにかくオススメです。
問題は、チケット取りがちと大変、というところですが、旅行会社でサンライズ乗車プランとかもあるみたいなので、そういうのを利用するのもひとつですね。

