今日はショートケーキの日、なんですって。
カレンダーで見ると、上に苺(15日)が乗っている22日は、ショートケーキの日らしい。
よく考えるよなーなんて思いながらも、聞き捨てならないぜ!と思う。
苺と生クリームの相性の良さを、齢48にして初めて知ったワタクシ。
「それは、日本人ならみんな知っていることだよ」
そう同居人ちゃんから言われ、そう言われちゃったんだよね、と他の人に話すと「確かに」とか「そうだよ?」とか返される日々を今も送っている、自称、甘いものはそんなに好きじゃない48歳女。
母からは、ずーっと
「女の子はみんな苺が好きなのよ!」
という教育を受けてきましたが、
幼少のみぎりより、ボーイッシュと呼ばれかわいらしいものを避けてきた娘は、その言い回しにイチゴなんて食うか!みたいなモノがあったらしくて、好きな果物としては一切上がってこなかった苺でしたし、
とにかく、ショートケーキとは縁がなかったのでありました。
しかしながら、干支を4周すると少しは柔軟になるんでしょうか?
徐々に食べるものが広がってきていたのもあって、はまった堂島ロールに、
季節のロールケーキとして登場した苺の入ったお品に、認めざるを得なかった相性の良さ。
実際には、苺ショートじゃないけど、このとき、マエストロのホールケーキを食べた際にもひそかに思ってはいた、苺と生クリームの相性だったけれど、これは、マエストロのケーキだからであって、他のケーキに同じことを期待してはいけないんだと自分に言い聞かせておりました。
そして、ロールケーキじゃなく、ショートケーキを食べてみよう。そう思い立ったのでした。
ショートケーキが日本生まれだということは知っておりました。
「本物志向なワタクシ」という仮面をかぶって生きているつもりの恥ずかしながらのこの身では、洋菓子の本場で生まれたもの以外は邪道とばかりに、ケーキを選ぶシーンではあえて外してきたくらいのショートケーキ。
まさか、こんな日が来るなんて。
と、いうわけで、ショートケーキをいただいてみたのです。
ショートケーキが美味しいんじゃないのか?と思ってから最初にいただいたショートケーキがこちらでございます。
アンリシャルパンティエ ザ・ショートケーキ
なんて潔い名なのかしら。
滑らかなスポンジ。自慢のオリジナルクリームとお店が自信をもってお届けする生クリームは私にとってはミルク感が強いな—とは思ったものの、充分に美味しいと感じるもの。シロップみたいなコーティングがなく、苺のもつ風味と生クリームの相性がそれなりに釣り合っているのも(偉そうだな)好印象。
生クリームと合う、そう感じたそもそもが、苺の酸味で甘さが調和するその感じだったので、甘さに特化し過ぎているブランド苺の名を冠するようなショートケーキは、まず選ぶ気にならなくて、そういう意味では、このショートケーキは美味しくいただけました。
季節の堂島ロールは、ハーフを買って帰ったら、写真を撮ることも忘れて、一気に平らげてちょっと酔うという失態をいたしましたが、それもこれも一口目の美味しさのせい。
その後、スタンダードをきちんと適量で堪能済みです。
というわけで、毎月22日は、ショートケーキを。