老眼にどう対処すればいいか悩むダイバーの話。
陸上で、メガネを外したりずらしたり、何気なくする行動。これが全くできない場合どうすれば良いのか。
久々のダイビングで最初の衝撃は、使い捨てコンタクトで矯正した視力では、手元が見えないという現実でした。
老眼。
すごい響きって、言うたびに思うけど、字面がまたなんかおどろおどろしい。
ようするに、手元に視力が合わせにくくなる、年齢によるピント調節力の衰えでございます。
気になり始めたのは5年くらい前だったと思うけど、自分でと言うよりは、手厚いケアで知られるメガネ屋さんでの指摘でした。
快適に暮らせたら老眼だろうがどうでもいい、ちゃんと矯正してくれ、と思っている私は、言われたままに遠近両用レンズを採用しました。
そのときのメガネは細めのレンズだったので、遠近にする意味に疑義を感じ、昨年手元用に特化したメガネをJIN'Sで作ったのでした。
ま、誰にでもあるこういう話。
そして、コロナ禍がやってきてさらには私の日光過敏症から、私の数少ない趣味である、スキューバダイビングから離れていた約2年の間に、私の目は重ねた歳とともに変化していったわけです。
前回、ダイビングコンピューターを新調してご機嫌だったと述べましたが、ダイビング用に作っていた使い捨てコンタクトは、遠くを見る用なんですよ。映画館で映画を見るようなつもりで作ったものでした。それも、2年前に。
当然手元ではピントが合わせ難い。ダイコンの文字盤が見えないし、デジカメのレンズがどんな画を捉えているのか、ピントが合っているのかもよくわからなかったのです。
最初、目の調子が悪いとか、コンタクトがずれた?とか焦ったのがいまとなっては可笑しいですよ。そりゃそーだ、っていうね。
そして、それなりの深度まで潜るダイバーにとって、ダイビングコンピューターの文字盤が見えないというのは、命に関わります。
絶対にあってはならないことなんですが、当たりはつく、多分こうだろう、8と9と3の見分けは難題だ…という程度の見え方で、すでに13本潜ってるんですよね…。
だから当然、前回のダイビングを終えて、シーズン最後のダイビングを!と決心したときに、最初にコンタクトをどうにかしないと!と思いました。
しかしながら、ここで問題が。
次がシーズン最後。来シーズンは、来秋になる可能性が大きく、それを考えると、それまでにまた視力が進むかもしれない。
左右各30枚のコンタクトをダイビングで使い切るのには、私は2〜3年掛かるので、できるだけシーズン明けに最新の度数で作りたいのです。
そんな私の心を読んだインスタグラムにしつこく現れ始めた使い捨てコンタクトのサンプルを送料のみで、とか1000円で!みたいな広告。
乱視は矯正できなくても、多分なんとかなる!と、JIN’Sのサンプルを申し込みました。
申し込んだら翌日には到着しました。ありがとうJIN'S!
そのレンズをつけて、ワタクシ、シーズンのラストを飾ってきましたっ。
ダイビングのログ自体は改めて備忘録としてまとめますが、とにかく、マクロがちゃんとできた!という興奮の2日間となりました。
その成果はこちら。
なんてかわいいのー!!!
伊豆アイドル、クマドリカエルアンコウちゃん。
2cmくらいだったかな。ほんと、可愛い。自分でちゃんと撮れると愛着もひとしおです。
ショップオーナーによれば、コンタクトにも遠近があるらしいのですが、遠と近を行ったり来たりするのに大変苦労するそうで、お勧めしないと言われました。
ダイビングのマスク(水泳のゴーグル)でもあることはあるらしいのですが、レンズがフルオーダーになるため、価格がそれなりに、ということらしいです。
そういうわけで、ダイビングには近くを見るためのレンズを。
よくよく考えれば、当たり前だろうと冷静につっこまれそうですが、海中で初めて気づくと、けっこうビビるんです。